フィルム包装資材のクレーム
よくあるクレーム等
クレーム対応も迅速に
近年、食の安心安全が高まり日本国内各メーカー、非常にシビアに製造管理しております。ここ数年あっても数件程度で全くないとは言えませんが、有りましても迅速に対応しております。
クレーム=破袋・ピンホール(穴)・変色(内容物、フィルム)・印刷(誤字、色)に大別されます。
●破袋
・内容物の詰めすぎ、シールした部分から裂けるパターン
・袋内のエアーが多く輸送時に破袋
・冷凍輸送時の破袋
・寒冷期によくある破袋PP(ポリプロピレン系)
ポイント
内容量の設定、ヒートシール温度圧力の調整、ヒートシールする際エアーを抜くようにすると脱酸素材使用する場合効果も大きく袋内の移動も最小限になります。商品の梱包方法も工夫して(冷凍輸送)輸送時にも取り扱い注意を、常温で保管、常温で作業を(寒冷期)して下さい。(PPポリプロピレン系フィルム使用の際)
●ピンホール(穴)
・冷凍輸送時に隣り合う商品同士への接触によりピンホール(穴)
・凹凸突起物のある内容物によるピンホール(穴)
・ヒートシールの熱の掛けすぎ、圧力によりエッジ部分よりピンホール(穴)
ポイント
輸送梱包時の配列の見直し、袋の材質構成の見直し、ヒートシール温度・圧力の調整、袋とトレーのバランス、作業場にピンホール(穴)の原因になる突起物の排除等
●変色
・黄変、白濁
ポイント
屋内常温での保管、保管状態により黄変や退色が進行し強度の低下や劣化が進行します。〈経時変化)
製品の品質が維持できる期間として各メーカーご購入後6が月を目安としております。
●印刷(誤字・色)
・袋に記載する文字 誤字・脱字
・色のイメージが違う
ポイント
誤字・脱字等、文字校正は必ず複数人で行って下さい。印刷は校了のサイン、捺印を頂いてから進行致します。紙にプリントされたデザイン、パソコン上で見るデザインとフィルムに印刷されたモノは違いがあります。フィルム印刷で確認するか神経質の方は工場まで色校に立ち会いましょう。
各メーカー仕入れ業者からよく聞く用語解説
●ピンホール=フィルムに出来た微細な穴・真空漏れ、液漏れを起こしカビ等の原因になります。
●偏肉=フィルムの厚みが均一でなく厚薄のバラつき
・充填時に破袋・輸送時に破袋・自動包装時にズレ等、生じます。
●シール不良=製袋時のシール強度が十分でない事、シールの一部分が接着不良
・繁忙期の納期的な問題で生じた事があります。
●ヤケ・焦げ=フィルム製造加工(張り合わせ等)の際に混入した黒色の樹脂です。
●ブロッキング=フィルムを重ね合わせて置くと互いに密着して剥がれにくい状態
・印刷したインクなども付着する現象等
●フィツシュアイ=フィルムの中に生じる魚の目のような異物(樹脂)
ピンホール詳細
★無駄のない包材のアドバイスを致します。